どのバージョンを使えば良いのか?

Tweenerには幾つかのバージョンがある。適切なものを選択してから、作業に取りかかることが重要である。以下に示す各バージョンについての簡単な説明文を参照されたい。:

このように複数のバージョンが存在していることから、クラスファイルは、グローバルクラスとして設定するのではなく、各プロジェクト毎のフォルダに配置して運用することをお勧めする。クラスの使い方ページで(お勧めの方法として)説明しているのも、このやり方である。

また、将来的には、FlashPlayerやコンパイラのバージョンの変更に伴って、さらに別のバージョンのTweenerが出てくる可能性もある。

使い方の例

まだイマイチよくわからないという方のために、参考になりそうな用例を下記に示す。

例えば、AS2でFlashLite2のアプリを作ることを考えてみよう。作業はFlash8で行う。そう、Flash8で作業するが、FlashLite2をターゲットにしているのならば、そのプロジェクトにはAS2 F7+/FL2+バージョンを使うことになる。

別の例として、もっと古いFlashPlayer - FlashPlayer7をターゲットにしたFlashムービーを作るとしよう。やはり、Flash8で作業しているとしても、AS2 F7+/FL2+バージョンを使うことになる。このバージョンはフィルター効果のクラスをインポートしないので、AS2向けのスタンダード版を使った時に出てくるエラーを見なくて済むようになるだろう。

さて、FlashPlayer7をターゲットにしたFlashムービーを、FlashDevelop(または同じような外部エディタ)を使い、MTASCでコンパイルするケースを考えてみよう。この場合は、やはりAS2 F7+/FL2+バージョンを使う。

一方、Flash8で作業をし、FlashPlayer8向けのムービーを作るならば、AS2向けのスタンダード版、AS2 F8+バージョンを使うことになる。

では、FlashCS3で作業をし、FlashPlayer8書き出しのムービーをAS2で作成する場合はというと、やはりAS2 F8+バージョンを使うことになる。理由は簡単で、そのムービーのターゲットバージョンがFlash8だからである。Flash CS3で作業をしているからといって、特別なことはないのだ。

Flash CS3を使っていて、AS3で(FlashPlayer9以上をターゲットとして)制作するならば、この場合には、AS3向けのスタンダード版、AS3 F9+バージョンを使わなければならない。

AS3のプロジェクトをFlexで作っていたり、FlashDevelop(または同じような外部エディタ)でコーディングした上でフリーのFlex SDKでを使ってコンパイルしているような場合、やはり、AS3 F9+を使う。

覚えておいてほしいのは、どのバージョンのTweenerを選ぶかという基準は、ターゲットとなるFlashPlayerのバージョンと、プロジェクトで使用するActionScriptのバージョンに依存するということだ。IDEのバージョンやコンパイルに使うツールは、Tweenerのバージョン選びの直接の基準とはならない。

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